第31章 言葉の後悔
『さっきから、なんで辞めた、戻って来いって!!何も知らないのに…知らないくせに簡単に言わないでよ!!』
私はこんなことが言いたいわけじゃないのに、私の口は止まってくれない。
『私がここにいても!!皆を心から支えることの出来ない私がいても意味ないじゃんか!!!
"仲間"でもない、一緒に戦うことの出来ない私がいても意味ないじゃんか!!!むしろ皆に迷惑かけて!!
皆もそう思ってるんでしょ!?わざわざクラスまで来てさ!それも本当は面倒くさいとか思ってるんでしょ!?辞めてもよかったって思ってるんでしょ!?
こんな私最初から入らなければよかったんだ!!こんな私いなければよかっ((澤「楓!!!」っ』
大地先輩に名前を呼ばれて、やっと私の口が止まった。
……待って…私、今……なんて言った??