第30章 その後の生活
『…弱いなぁ…私』
今も、昔も、変わってないや。
苦しいことから逃げるところとか。
中学の時と一緒だ。
それで後悔したのに自分も懲りないなぁ。
『早く昼休み終わんないかな…』
私は適当に選んだ本を読みながら時間を潰した。
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―――
予鈴が鳴った。
私は図書室を出て自分のクラスに向かう。
教室に入った途端、クラスの友達がわらわらと集まってきた。
何事!?←
「おいおい松崎!なんかバレー部の先輩達来てたぞ!」
「なんかすげぇ怖い人いた!」
「ヒゲとか坊主頭とか!」
「楓ちゃんは用事でいませんって言っておいたからね!」
「あとね、日向くん達もまた来てた!」
「楓ちゃんなんかしたの?!」