第30章 その後の生活
ー楓sideー
ピピピピッピピピピッピピ((バチンッ
『っ今何時…あ…』
うるさい目覚まし時計を止め、時間を確認する。
……まだ全然寝れるし汗
朝練する時と同じように目覚ましをかけてしまっていた。
そっか、もう関係ないんだっけ…。
って自分で決めたことなのに、なにしんみりしてるのさ!
『っ寝よ!2度寝2度寝!』
私は布団に潜りなおす。
『朝練ないと楽だー、ダラダラ出来るし、2度寝出来るし!だから…』
だから………なんだろ。
『……わかんないや』
私は目を閉じる。
寝てしまえば関係ない。
布団の温もりを感じながら、私は意識を手放した。