第27章 ゴミ捨て場の決戦開始!
その後、翔陽がトスを見たことで烏野チーム(主に繋心さん)がもの凄く焦っていた。
ぶっちゃけ私も凄く驚いた。
トスを見るのは当然のことなんだけど、翔陽の場合、ボールは飛雄に任せてひたすらフルスイングだっから。
翔陽は必死に考えてる。
自分の新たな武器を、攻撃を。
それを、心から応援出来ない自分に嫌気が差す。
私は小さくため息をついた。
烏野と音駒の攻防が目の前に繰り広げられる。
ギリギリの戦いの中、お互いに影響し合って時に実力以上の力を引き出す。
まさに……"好敵手"。
そう思うと同時にズキンッ…と頭が微かに痛んだ。