第2章 マネージャ頑張るぞ
保健室に着くと忍足さんは手際よく私の足を手当てしてくれた。
「よし!これで大丈夫やろ!」
「ほんとうにありがとうございます。
連れてきてもらったうえに手当てまでしてくれるなんて…。それに、重たかったと思うし…。」
「えぇんやで。お嬢ちゃんがこれで少しでも楽になるならお安い御用やで。それに、お嬢ちゃんなんか軽い、軽い。
よー岳人とジローに飛びつかれるからお嬢ちゃん持ちあげたとき大丈夫かいな思っくらいなんやで?」
「あはは。向日くんと芥川くんと仲良しなんだね。」
「仲ええのわ仲ええけどあいつら人見つけやがったらゆーしーだのおしたりーって叫びながら飛びついてくんねんで?」
「楽しそうだね^^」
「お嬢ちゃんみたいにかわいい子ならなんぼでもかまわんのやけどな(ニヤッ」
「もう!!///また、からかって///!」
「ほんまのことやからな~。そろそろ戻らな跡部に怒られるなぁ。帰りも抱っこしたろか??笑」
「大丈夫です!」
「残念やわ~(笑」
「もう!早く戻りますよ?」
忍足さん、いつも私が困っているときに助けに来てくれるなー。ほんと、正義のヒーローみたい。
というか、さっき私忍足さんに運ばれてきたからときすごい体くっついていたんだなぁ…
思い出したら少し照れるな///で、でも、あれは仕方ないことだよね。
そんなことを思いながら忍足さんと歩いていて
不意に目が合ってしまって、「なんや、俺に惚れたか?笑」って。
もう!いっつもからかってばっかり!
でも、そんな忍足さんを嫌いじゃない自分がいる…