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Hな君に恋をした。

第1章 第1章 ~夕方の教室で~


「私たちにはなにもできないんだと思う。
蓮を救うなんて無理だよ…」
「…俺もそう思う。」
「…なんで諦めるの?
私は…諦めない!」
「…本当に蓮んのこと好きだねー」
「え?好き?私が誰を?」
「はぁ?眞菜が、蓮を。」
私が蓮を好き?
「えぇ~ないない。あり得ないからねー」
「…鈍すぎるは…この子」
「だな」
なっ!鈍くない!
そう思った瞬間、
「朝から楽しそうだな」
隣から蓮の声がした。
「…蓮。あのさ…__」
「なぁ奏芽、文化祭何したいか決めた?」
「えっ…決めてねぇけど…」
「だよなー。喜鹿部は?」
「もちろん決めてるしー」
「さすがじゃん」
「ねぇ、蓮」
「奏芽、隣のクラスいこうぜ」
「えっおい!」
…無視…されてる…
なんで…
ズキンズキンと胸が痛む。
「眞菜…」
「…避けられちゃったぁ~」
すごく悲しくて辛かった…
けど…笑ってなかったら悠喜が心配する、
だから…笑わないと。
「一発殴りにいこう」
「……いいからぁ~!
やめてそういうの!」
「でもっ!」
「悠喜、大丈夫だから!
私、文化祭実行委員だから職員室行ってくるね。」
「いってらっしゃい」
蓮を見ないように、下を向いてあるいた

「失礼しました」
パタン。
はぁ~
なんで職員室って緊張するんだろう。
何回はいってもなれないなぁ
実行委員って大変だなぁ。
…男子の方は全然やってくれないし。
やってくれたと思ったらまさかのダメ出しくらっちゃったし。
プログラムにのせる文とか今日までなのに…
それに出し物だって今日、すべて決めるなんて…間に合わない…

五時間目
「昨日いった通り、文化祭の出し物を決めます。
案を出してください。」
「案なんて考えてねぇしぃ~」
蓮がそういうとどんどんみんなが付け足して言う。
「実行委員だけで決めてよー」
「日南…どうすんだよ?」
「えっ…」
「どうにかしてくれよ。委員長だろ?」
「…えっ…と…文化祭は…皆で楽しくするものなので皆で決めた方がいいと思います」
「そんなんお前だけだろ。思ってんの」
蓮…
私は…なにをいっても蓮に嫌われちゃうんだ…
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