第7章 ももとパインと熱い男
「どういうことだジョーカー…どう考えてもあいつらが犯人だろ!プロファイリングにもあってるんだぞ!?あんたはあいつらを特別扱いしすぎだ!」
「違うわ。あなたがクエストやランクを犯人だと思い込み…それにプロファイルをあてはめているだけ。検死結果がでたの。頚椎骨折よ。2人がかれの首を折れるとは思えないわ。女装をさせたにしても、死体を運んだにしてもあの体格差じゃ無理よ。クラブあなた少し頭を冷やした方がいいわ。焦りが見えていささか不安よ。それでもまだしつこくクエストやランクをいじめたいのなら…FBIアカデミーに入ったほうが早いわよ?」
取り調べ室をでたクエストの後ろからコツコツと早足で近寄ってくる音が聞こえた。この足音には聞き覚えがある。止まって後ろを振り返るとやはり思っていた人物が駆け寄って来ていた。
「ランク。」
「クエスト!お疲れ様…いっぱい聞かれた?」
「ああ。もううんざりだ。はやくあいつらの所へ帰ろう。」
そういって足早にひふみ達の方へ向かう、その姿をスペードが見ていることに2人は気がつかなかった。