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【QUEEN】潔癖症と犠牲心

第6章 JOKER



「カマだけに上手い事カマにかけられたわね、クエスト」
「やかましいぞ、ジョーカー」
「考え事する時に唇を触る癖…まだ甘えん坊さん治ってないみたいね?」
「触るなよ!気色悪い!」
「口が悪いのもまだ治らないのね。あら、ふふランクもクエストにくっ付く癖はまだ治らないのね。」

そういって頭を撫でられたランクはうう、と少し唸って眉を下げた。それをテンは複雑そうな目で見る。

「あの女誰ネ…?なんか二人に慣れ慣れしいヨ…」
「ジョーカー捜査官だ…」
「…あら、私の事知ってるの?光栄だわ。ジョーカー・ジョンソン、FBI捜査官よ。クエストとは師弟関係、ランクとは姉妹なの。クエストには小学生の頃から家庭教師をやってるのよ。ちょっと仲が良すぎちゃったわね。」


ジョーカーがランクとクエストを引き寄せる。その様子にテンの機嫌は悪くなるが、ひふみはチャンスを逃すまいと、慌てて口を開く。

「お、俺の事は覚えてないですか?!15年前あなたに助けて貰ってそれから俺ずっと…」
「……15年前…?ごめんなさい、誰かと勘違いしてると思うわ?」
「あ…はあ…はじめまして、斎藤ひふみです…。」
ひふみは落胆の溜息をつく。ジョーカーはそれを聴き
「さて…自己紹介も終わったところで、クエスト・クラウン、ランク・ジョンソン、斎藤ひふみ。そして、…あなたはテン・シーね。」
「な、なによ…」
「ここでしていた事詳しく聞かせて貰うわ。もちろんそれ以外も根掘り葉掘り聞くとは思うけど…、あまり気にしないでね?」

ジョーカー以外に四人の捜査官がザッと出て来て入り口を塞ぐ。四人はそれにたじろいだ。

「少し早いけど、
取り調べのお時間よ」

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