第1章 Halloween the night
side ローゼ
ハンジの話に耳を傾け自分の意見を言いながら会話をしていると、
ものすごく大きな音がした。
なにか、物を壊したような・・・
「なにか、すごい大きい音したねぇ!!」
「そうね・・・何かあったのかしら?」
そう言いながら、音のした方に向かおうとすると
行く手を塞ぐ人だかりが・・・
「そこどいていただけるかしら?」
「悪いがここは退けないんだよなぁ・・・」
男が反論してくる。
どうやら、退く気はないらしい
「仕方ありませんね。強行突破といきましょうか・・・
ハンジ、手を貸していただけない?」
と、ハンジに向かって言うと口元が弧を描き
「なになに?楽しそうじゃん!
もちろん貸すよ!!」
そして、二人が一丸となれば、男達を倒す事はいとも簡単にあっけなく終わっしまった。
「あぁ、一つ言い忘れていましたわ。
人の探究心を阻害するのはあまりよろしくないことですよ?
その結果がこうなのですから・・・♪」
意識が飛んでいるため男達の反応は何もない
そして、音のした方に向かおうとしたら
「ローゼ!!」
と、呼ばれ振り返る
すると、エレンの幼馴染と、恋人さんそしてアニが走って来た。
エレンは何故かエレンの幼馴染の背中におぶられている。
私を呼び出したということは、また何かあったのかしら?
「エレンが熱出したみたいで倒れたんだ!
ローゼなら治し方分かるよね・・・?」
アニが必死に訴えてくる
エレンの姿を見ながら思う・・・。
また、この子は・・・。
いつになったら無茶をしないようになるのかしら?
「取り敢えず、こうなった経緯を説明してちょうだい。」
そして、説明してもらいながら地面に病人を下ろすわけにもいかないので建物を探すことにした。