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月が綺麗ですね【freiheit 番外編】

第1章 Halloween the night


「そう、ローゼ達に薬を飲ませたらあら不思議分裂しちゃった!」

「えっ!?そんなことが・・・!
って、あんたが薬飲ませたからローゼ達が分裂しちゃったんでしょうが!」

驚き、思わず仮にも上司に突っ込んでしますう俺。

「いや、一人の体で5つの人格だとせっかくのパーティなのに楽しくないかなぁって、思ってね!
大丈夫だよ!一日で戻るようにしてるから!多分・・・」

え、多分って何。え、この人多分って言いましたよ・・・!

そんなことを思っていると、
ローゼが俺の肩をトントンと叩き

「わたくし達は大丈夫よ。
いつもより、人格が出る長さが増えたと考えているし一人一人だとみんながゆったりとした時間が過ごせるからある意味いい機会だったのかもしれないわ♪」

「でも、リーベは?
あいつ、自分が多重人格ってことを知らないから混乱してるんじゃ・・・!」

「そこは大丈夫!!私がドゥンケルと同化させるようにしといたから、ドゥンケル頃合いを見計らって出させてあげてるみたいだよ♪」

俺に抱きつき、言うハンジさん

「あ、そうなんですか・・・!
で、ローゼやほかの奴らは、どこに行ったんだ?」

「えっーと、トゥレーネは確か馬の仮装をした本物の馬と見間違えるくらい似てた方と一緒にどっか行って、ヴァンシュは、布一枚で目だけ穴を開けてお化けの仮装をしてたポニーテールの方と坊主の方と一緒よ♪」

・・・すぐに誰か分かった。例えが分かりやすい。
さすが、ローゼだ!

「ジャンがトゥレーネと、ヴァンシュがサシャとコニーと一緒にいるんだな。」

すると、ローゼがしばらく考え

「・・・そう、そんな名前だった気がするわ!」

「ヴァンシュは、あの馬鹿二人と仲良くなるのは分かるけど・・・、なんで、トゥレーネはあの馬面と?」

「馬みたいだから、大丈夫・・・!って、言ってたわよ?」

確かに、あの馬面なら納得がいく。

「あぁ・・・、トゥレーネらしいな・・・。」

・・・そう言えば・・・こんな会話をしている場合ではなかったのだ。
今更になって思い出す

「ごめん!ローゼ!
俺用事があるの忘れてた!だからまた・・・今度な?」

俺は急いで謝り、そのまままた走っていった。

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