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【うたプリ】I Love You 【オールキャラ】

第8章 四ノ宮砂月編


『それで、あのお店には甘くてちょこんとして可愛いカップケーキがあるの!!それが美味しくてね...♪』


こいつ、俺が砂月に変わったことに気付いてない...

こいつは那月の彼女。

那月が紅茶を飲んでたらメガネがくもっちゃってメガネを外してしまった。

砂月、つまり俺に変わったのだ

だが騒がない

こいつは那月の彼女

わかっているけど、好きになってしまった

那月の物、それなのに...


「おい」

『でね、なっちゃん!!そのカップケーキには期間限定で今ピヨちゃんがのってるの!!
可愛すぎるよねえ♥』

「おいって」

『それにピヨちゃんは黄色だけじゃないの!!ピンクとか水色、オレンジとかいろんな色があるの!!』

「おいっ!!」


流石に強く言い過ぎたか

びくついてやがる


『さ、さっちゃん...?』

「だからその呼び方やめろって。おかしいだろ」

『いや、可愛い!!』


...なんか話噛み合ってねーけど。


『さっちゃんいつのまに変わってたの?びっくりしたあ』


こいつは俺の存在を知っている

だがあくまで【もう1人の那月】として受け入れてる


「結構前から。逆に気付かなかった方がすげーよ」

『えへへ♪』


くそ、可愛い...///

この天然なとこも好きだ

見離せないっつーか...

あ”-!!こんなんだから諦められないんだよ!!

こいつにだけは気軽に話せるし、素の俺でいられる


「なあ凪沙」

『ん?』

「那月と付き合ってるってことは、俺とも付き合ってるってことだよな?」

『え、そ、そういうことになるね...///」


...は?冗談で言ったんだけど...

いや待てよ!!

今うんって...!!

お、俺はこいつと付き合ってるのかあ!?


『お、おーい。さっちゃーん...?』


駄目だ、思考力0になった

鼻血出そう


「お、わ、悪ぃ///」

『さっちゃんも含めてなっちゃんだもんね』


やっぱあくまでも那月メインか...

まあ当たり前だよな

俺はこいつと那月の幸せを願う

ただそれしか出来ない

でも...

たとえ何があっても、凪沙は絶対守るからな_


Fin.
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