第7章 愛島セシル編

『LaLa～♪LaLa～♪LaLaLaLa～♪』

「凪沙、凄いです！！まるで小鳥達が囁いているように、なんだかリラックス出来て、温かい気持ちになります！！」

『私、歌くらいしか取り柄ないしねw』


彼女は僕の彼女。

とっても歌が上手で、癒されるんです。


「そんなことないですよ！！可愛いですし、僕の自慢の彼女です！！」

『ありがとう♪セシルは優しいね』


そう言って彼女は微笑みました

彼女の微笑みも癒されます

そんなある日、


「凪沙！！一緒に帰りましょう！！・・・？」


彼女は泣いていました

とても辛そうで、見てるこっちも辛くなりました。


「凪沙...どうしたんですか？元気出して下さい」

『ごめんね、セシル。心配かけちゃって...
実は今度合唱コンクールなんだ。今回は優勝したらテレビに出られるほど凄い大会なの。
なのに全くうまく歌えなくて...それで皆から責められたの
お前なんか邪魔者だ！！優勝なんて出来ない！！って...』

「そんな...」

『もう、嫌になっちゃうよね。あはは...』

「凪沙、肩の力を抜いて下さい。」

『こ、こう？』

「凪沙は優勝だけしか頭にないから歌えないんです。
もっとリラックスしないと。
ありのままの凪沙で歌って下さい！！」

『セシル...ありがとう！！私、頑張るね！！』

「はい！！頑張って下さい！！」


そうして大会当日、彼女達は優勝しました


『セシルありがとう！！セシルのおかげで優勝出来たよ！』

「僕は何もしてません。凪沙の力で優勝出来たんです。」


そう、彼女の力で優勝まで来たんです

これからも自分の力を信じて頑張って欲しいです

大好きですよ、凪沙＿＿


Fin.