第16章 ストバスとお菓子
黒子side
火神「だーっくそっっ」
福田「うるさいんだけどさっきから」
河原「何してんの?」
降旗「左手の練習だと」
練習が終わり、僕達1年は全員でファミレスに来ています。火神君は左手のスキルアップのために食事も左手でしているのですが、なかなか上手くいかないようです。ブロッコリーを弾き飛ばしてしまいました。先は遠そうですが頑張ってください火神君。
明日は練習が休みなのでみんなで予定を立てていました。
降旗「あ、あのさ!これ出てみねー?」
降旗君が持っていたのはストバスの大会のチラシでした。結局僕達はバスケに行き着いてしまうようです。たまには試合に出たいという降旗君の言葉を受けて火神君も賛成してくれました。
黒子「一ついいですか?」
福田「どうした黒子?」
黒子「実は僕、明日は穂波さんとデートの約束をしていたんですけど…」
河原「げ、黒子お前来ねーつもりかよ?」
黒子「いえ、僕もストバス出たいので、穂波さんも誘っていいですか?」
火神「小坂ってバスケできるのかよ?」
黒子「できません。だからマネージャーとして来てもらおうと思っているのですがどうでしょう」
降旗「マネージャーって何するんだよストバスで」
降旗君の言うことももっともです。
黒子「頼めば多分お弁当とか作ってもらえますよ。それに女の子からの声援があった方がやる気でませんか?」
少なくとも僕はやる気満々です。大切な人が応援してくれるんですから。
「「「「確かに‼︎」」」」
みんな異存は無いようですね。