第15章 新たな決意
「「「「ありがとうございました‼︎」」」」
合宿最終日、民宿の人達にお礼を言って出発する。帰りはテツヤ君と一緒で嬉しいな。
途中、リコ先輩の提案でIHを見に行くことになった。対戦カードは桐皇VS海常。海常とは一度練習試合で対戦したことがあるらしい。その時はウチの勝ちだったみたいだけど、やっぱりキセキの世代がいる所だからかなり苦戦したそうだ。見たかったな、その試合。
会場に着いてあることに気づく。海常のエースの人、どこかで見たことあるかも?
黒子「黄瀬君はモデルもやってますから」
あー、そういえば前にクラスの子がメンズのファッション誌見ながらキャーキャー騒いでたっけ?あんまり興味無いからスルーしてたけど。
試合は一進一退のエース対決になった。どちらも譲らない、息をするのも忘れるほど緊迫した試合展開。みんな固唾を飲んで見守っている。
やがてその均衡は破られた。海常の黄部君?のパスが桐皇の青山君?にカットされたのだ。そこで試合は決まった。
やっぱり桐皇は強い。ウインターカップ制覇を目指すには、桐皇にも勝たなくてはいけない。みんなの顔つきが変わった。
私はただ応援することしか出来ないけど、みんな頑張って。