第24章 次なる相手は
ウィンターカップ4日目。今日も私は陽泉の試合を録画することになっている。ただ今日は誠凛の試合時間とかぶらないから、誠凛の応援もできる。お弁当と差し入れのレモンの蜂蜜漬けを持って会場へと向かう。途中律香と合流してテツヤ君へメールを送る。メールの返信はすぐに返ってきた。会場の入り口で待っていてくれるらしい。急いで向かうとテツヤ君はもういた。
穂波「律香こっち、早く行こう」
律香「え?穂波もう黒子君見つけたの?はやっ‼︎…てかどこ?」
人混みをすり抜けてテツヤ君の所へ向かう。律香は相変わらず影薄いわねーとかボヤいてたけど、スルーした。
穂波「テツヤ君!お待たせ」
黒子「おはようございます穂波さん、神原さん」
律香「おはよう黒子君。3回戦進出おめでとう、今日も頑張ってね」
黒子「ありがとうございます。僕達の目標は日本一ですからまだ負けられません。今日も頑張ります」
穂波「テツヤ君これ差し入れのレモンの蜂蜜漬け。皆で食べてね」
黒子「ありがとうございます穂波さん。皆喜びます。今日は試合見ててくれますか?」
穂波「もちろん!しっかり応援するから絶対勝ってね」
黒子「穂波さんが応援してくれるなら負けません。絶対勝ちますから安心して見ててください」
穂波「フフッテツヤ君頼もしいなぁ。じゃあ安心して見てるから」
律香「相変わらずお熱いわねぇお二人さん」
律香は呆れてたけどラブラブなんだからいいよねこれくらい。
黒子「じゃあ僕は試合前のミーティングがありますからこれで」
穂波「うん、わざわざごめんね、試合頑張って」
黒子「必ず勝つので見ていてください」
律香「頑張れ黒子君!」
ペコリと頭を下げてテツヤ君は会場の中へと消えていく。私達も観客席へ向かうことにした。