第23章 緒戦開始
整列へ向かう途中、テツヤ君の足元がグラついた。火神君に支えてもらってなんとか立ってるけど大丈夫かな?5番の人と何か話して拳を合わせる。なんだろう、テツヤ君嬉しそうだ。
高尾「緒戦突破おめっとさん。それじゃオレらもう行くから。ヤツらによろしくな」
緑間「気をつけて帰るのだよ」
穂波「うん、ありがとう。皆にも伝えるね。二人とも明日の試合頑張って」
高尾「穂波ちゃんが応援してくれるなら負けねーよ。真ちゃん張り切るから」
緑間「うるさい黙れ高尾」
穂波「あはは、相変わらず二人とも面白いね。じゃあ決勝戦で待ってるから」
高尾「お、大きく出たねぇ。ま、オレらもそのつもりだけどな」
緑間「次こそオレ達が勝つのだよ」
穂波「うん、またやろうね。って、私が試合する訳じゃないけど」
高尾「おっと先輩達行っちまうからそろそろ行くな。気をつけて帰れよ」
緑間「またな、小坂」
穂波「またね、緑間君、高尾君。今日はありがとう」
秀徳の人達を見送って、帰り仕度を始める。
律香「じゃあ穂波、帰ろっか」
穂波「うん、律香も今日はありがとう。すごく助かった」
律香「いいってことよ。マジバ一回奢りで手を打つから」
あ、テツヤ君におめでとうメールしなきゃ。明後日の試合のスカウティングするから先に帰っててって言われてるし、あんなすごい試合の後だから疲れてるだろうし。本当は直接言いたいんだけどな。
緒戦突破おめでとう。お疲れ様って。