第19章 集合
穂波side
文化祭2日目、今日は一般開放日。とうとうやってきてしまいましたあの衣装を着る日が。担当時間をテツヤ君と一緒にしてもらう代わりに一般開放日の担当になったけど、はっきり言って気が重い。私を指名する物好きはいないだろうからまだマシだけど。とりあえず午前中一時間と午後二時間、担当時間内に何事も無ければそれでいい。
…と思っていたのが間違いだった。
午前中は平和だった。それなりにお客さんが来て、それなりに忙しかった。私もそれなりに指名され、世の中には物好きって結構いるんだと思っていた。
穂波「テツヤ君お疲れ様。結構忙しかったよね。ちょっと早いけどお昼にしよう」
黒子「お疲れ様です穂波さん。僕は暇でしたけど穂波さんは結構指名されてましたね」
穂波「ねー、世の中には物好きっているんだね」
黒子「穂波さんが可愛いからですよ。僕としてはちょっと複雑ですが」
穂波「あー、テツヤ君ヤキモチやいてる?ふふっかっわいい」
黒子「可愛いはやめてください」
そんなことを話しながらお弁当を広げていた。
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