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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第100章 ●ベッドに入って



「ふふ、怖いね。」

「笑いごとじゃないですからね?」


そう言いつつも、自分の顔も緩んでしまう。



「なのに、こんなことするの?」


「……逆に、ここまでしておいて、
止められると思ってんですか?」

「思わない。
でも、命懸けですることじゃ、ないよね。」



確かに。

兵長の想い人に手を出すなんて、
わざわざ死ににいくようなことを
する必要はない。

もっと手軽にナンパして
女性を抱くことだって出来る。


“ここまでしておいて”
自分でそう言ったけど、普段の自分なら
まだこの程度しかしていないなら、
止められるだろう。


……それでも、


「……今なら、
命懸けでもしたいと思ってしまってるんで。」



こっちが本音だ。


何故かこの衝動を止められる気がしないし、
止めたら後悔する、とまで思ってしまう。
自然と凛さんのベルトに手を掛けた。


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