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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第96章 整理の後の整理



「モブリットは厳しいなぁ。」

「俺が締めていかないと、
凛は後々苦しくなるだろう?」


「……うーーー…、分かった。」


分かったといいつつも、
まだ腰に手は回されたままで、
全く俺から離れる様子はない。

そんな姿も愛らしくて、
こっちからも強く抱きしめたくなるが、
それをしてしまったら、
きっと凛はまた話すのをやめるだろう。


……次そうなってしまえば、
俺だって衝動を抑える自信はない。


凛の腰に回そうとしていた手を、
再びベッドへ横たえた。



「それじゃ、今日ピクシス司令と話して
分かった話するね。」

「新しく分かったことがあったのか?」

「うん。
……モブリットに心配かけそうなことしか
分かってないけど。」


話を聞く前から、
じわじわと胸騒ぎが込み上げる。

特に何か返事を発したわけでもないのに、
凛はそれを察したかのように
俺の髪を優しく撫で始めた。



「大丈夫。
まだ不確かな事ばっかりだから。」

「……ああ。」


それだけ返事をすると、
凛はゆっくり話を始めた。



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