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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第68章 火花飛び散る会話



「……ごめん。
俺もあんな直前まで
色々してしまうと思ってなかった……」


「いや、責任はモブリットだけに
ある訳じゃないから!
てか、今顔赤くしてたらマズイからね!!
頑張って抑えて!!」


そんな無茶な……
と呟くモブリットの肩を摩る。

その時。



「……何してんの?」


と、
明らかに不審そうな目をしているジャンが
目の前に立っていた。




「……モブリットさん、
調子悪いんですか?」

「いや、全然!」

「何でお前が返事するんだよ。」


ついモブリットに替わって
返事をしてしまったことで、
ますます訝しげな視線が突き刺さる。



「そうじゃないんだ、
気にしないでくれ……」


「その割に顔赤いですよ?熱ですか?」


ジャンに顔を覗き込まれ、
モブリットは一番赤く染まっている耳元を
手で隠す。



「もうそっとしてあげて!
早く行こうよ!」


ジャンの腕を強く引くと、
渋々と言った様子で歩き出した。



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