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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第68章 火花飛び散る会話





「凛、あのホテルの場所覚えてんの?」


「全然。
あの時はされるがままだったからね。」


そう言い切ってから
ジャンと目を見合わせる。

ジャンは完全に、つい言ってしまった……
という表情を浮かべていた。



「……モブリットさん。すみません……
実は話してたホテル、凛と初対面の時、
連れ込んだことがありまして……」


「いや、俺も少し知ってるんだよ。
この間凛を強く問い詰めて、
君とホテルに入ったことがあることだけは
教えてもらった。」


ジャンの表情は若干の焦りが伺えるが、
モブリットはいつもの穏やかな表情で
話を続けた。



「でも、身体の関係はなかったことも
聞いてるから。大丈夫。」


「……その話、信じてるんですか?」


「ああ。
凛の言うことは何でも信じてるよ。」


ハッキリとしたモブリットの発言は、
少なからず自分の心に響く。




「それに、
凛が嘘吐いたらすぐ分かるからね。
彼女、顔に出やすいから。」


また余計な事を!


その意味を込めて、
悪戯っぽく笑うモブリットの肩を小突いた。

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