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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第39章 再会の意味





夕食にはまだ少し早い時間にも関わらず、
いつもの賑わいを見せている街に到着してすぐ

「凛!!!!!」

と、大きな声に呼ばれ、
凛とモブリットは同時に足を止めた。


後ろを振り向くと、いつかの
黄金色の丸い瞳を持った少年が目に入り、
凛は図らずも頬が緩む。



「エレン!」

「やっぱりここに来ると会えるな!」


近付いたエレンはどこか嬉しそうだ。



初対面の時は色々な意味で
かなり警戒されていたが、
話しているうちに自分でも
“かなり懐かれた”というのが分かる位
エレンは笑顔を見せてくれるように
なっていた。


それは勿論、
リヴァイがいかに英雄か、という話に
結構な時間付き合ったからだろう。




「今日は一人?」

「いや、いつものヤツ、」


いつものヤツ、
とはきっとジャンのことだろう。

それと、そうエレンが言いかけた瞬間、
迅速な速さでエレンの横に並んだ少女。


リヴァイに似た艶やかな黒髪が風になびき、
それと同時に
懐かしく感じてしまうような視線を
ぶつけられた。

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