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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第35章 それぞれの行く末



凛はリヴァイの腕に抱かれ、
暖かさを全身に感じながら、
またフッと眠気が襲ってくるのを感じ、
それに耐えようと少し顔を上げるが、
リヴァイが穏やかに頭を撫でてくることで、
再びリヴァイの胸に顔を埋めた。



「……やっぱり相当疲れてるじゃねぇか。」

リヴァイは寝息を立て始めた凛を
そっと離すと、
几帳面に布団を掛け直し、
ベッドから起き上がる。


そして凛を起こさない様に、
静かに部屋を出た。





部屋を出てすぐ、
書類を片手に持ったエルヴィンと出くわす。


「エルヴィン。
こんな時間までまだ仕事してたのか?」


リヴァイが部屋を出る前に
時計を確認したときは、
夜中の3時を回っていた。


「ああ。だがそろそろ寝る。
これ以上仕事をすると
さすがに明日の訓練に支障を来しそうだ。」

エルヴィンはそう言ってフッと笑った後、

「それにしても、俺が部屋で
仕事をしていることを知っているなら
もう少し静かに“して”欲しかったんだが。」

そう言ってリヴァイの肩を軽く叩いた。

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