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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第123章 今後の予定と目標



「だが、兵団が調査に出ている時はどうするんだ?」

「……確かに。」


ミケの問いに、エルヴィンは小さく頷いた。


「……そうだな……長くて二週間程、
凛は一人で待つことになるのか……」

「さすがに幹部から毎回誰か1人、
留守番させるのは無理だからね。」


ハンジは冗談めかして言ったつもりだろうが、
あからさまに表情に曇りが窺える三人を見て、
小さく笑い声を漏らす。



「それでも一か月も基地を留守にすることは
まずないんだから。
大丈夫なんじゃないの?」

「うん。私もそれは大丈夫だと思う。」


「もし無理そうだった場合はどうするんだ?」

「その時は誰かに抱いてもらえばいいよ。」


ミケの追い討ちをかけるような質問に、
ハンジはサラッと返答する。



「凛、他兵団にSEXする相手として
良さそうな知り合いいないの?」

「そんなとんでもないこと頼める知り合いなんて
いる訳ないでしょ!」


それにしても、
もっと言葉を選んではくれないのか!


心の中で叫ぶ。



ハンジの度重なる露骨な表現のお蔭で
こっちはさっきからずっと顔の熱が引かない……



「お前、調査兵団以外で
男の知り合いはいるのか?」

「いることにはいるけど、
そんなこと頼めないからね?」


リヴァイの問いに、
さっきと同じような返答をしながら、
ふと憲兵団や駐屯兵団の知り合いを
思い浮かべる。


ナイル、ピクシス司令、
イアン、ジャン、エレン……


当たり前だが、やはり誰にも頼めそうにはない。


そもそもこれ以上
身体の関係をもつ相手を増やしてどうする。

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