第1章 朝起きたら男になってた件について
「や、やだっ」
「え?何でですか」
「みーちゃん、今男やしキモい…」
私、何気にショック受けましたけど!?
皆さんにも分かるだろうか、この気持ち
好きな人に嫌いと言われた複雑な気分…
「私、怒ったからね…」
「へ、」
私はそのまま彼の腕を掴む
「ちょおっ!?」
琥珀くんの手首は細かった
普段は、こんなことできない
私は琥珀くんに顔を近づける
「ひぃっ!?」
私はそのまま唇をおとす
いつもと違うように感じられるのは、男だからだろうか…妙に琥珀くんの唇が柔らかかった
いつものように、舌を入れたが今日は琥珀くんに拒否られた
「…舌、出してくだはいよ」
「ひ、ややあっ」
必死に唇を閉じようとする
そんなに嫌か、男の私…
私はムキになり、琥珀くんの唇を無理やりこじ開けた
「んんっ!?」
「………」
私は、できるだけ琥珀くんがと唇を離さないようにした
「っ、つ…」
琥珀くんの目が微睡んできた
そこで、私は唇を離す
「大丈夫ですか?」
「うっ…」
琥珀くんはケホケホと咳をした
「酸欠になるわ、みーちゃんのアホお…」
そういう彼はマンザラでもなさそうだった
「アレ?」
私の目は彼の下半身にいった
「琥珀くん…勃ってます?」
「へっ!?」
彼は顔を赤らめた
「私…キスしかしてませんけど…?」
私はニヤニヤしながら彼を見る