第4章 日常
また時が少し過ぎたころ…
先生「今度から体育でバスケやるぞー」
体育が今度からバスケになる。
どうやら、男女混合チームで自由に決めてイイらしい。
私はもちろん…
りゅう&みゆ「山内!チームやろー!」
山内「うん!」
そして体育の日…
私とりゅうとみゆと、クラスの男子2人って事になった。
みゆ「山内はバスケ得意だもんねー!」
りゅう「まだ出来んのか?」
山内「あれだけやってたから、感覚は残ってるのかな?」
先生「それじゃ、練習としてゲームしまーす。」
私達のチームはバスケ部集団のチームと当たってしまった。
背もほとんど5センチ以上、離れてるかも…
こっちは帰宅部1人、バスケ部2人、陸上、サッカー1人ずつ。
はっきり言って、勝てる気がしない。
先生「ま、やるか。では始め!!!」
りゅうがいきなりボールを取った。
りゅう「山内!」
いきなり私にパスしてきた。
敵が私の周りにいっぱいいるのに…しょうがない。
私は久しぶりにドリブルして、敵をかわした。
「みかってあんなに出来んの?」
「男子なにやってんの!バスケ部でもないんだし!」
でも限界はある。
みゆ「こっちだよー!」
みゆにパスすると、見事にシュートを決めてくれた。
りゅう「お前、変わってないねー」
山内「…負けず嫌いなんで」
この後も5人のプレーは圧倒的で、特にりゅうと山内のコンビネーションはすごかった。
バスケ部軍団に圧勝だった。
りゅう「山内、ナイス!」
山内「そっちもね!」
あまりの無邪気さにクラスのみんなも微笑んでいた。