第4章 日常
今、クラスは一大イベントに盛り上がっている。
「席替えー!」
もちろん、クジ引きでいく。
今の私の席は前に近くて嫌だけど、くじ運もないからめっちゃ不安。
席が前の人から順番に引いて行く。
山内「24……!」
何と窓側の後ろの席という特等席。
りゅうは後ろの方だから、まだ引いてない。
ひそかに24だと願っている自分がいる。
みゆは、私の前の席!
りゅうの席は…
りゅう「24のお方、よろしくねー!」
「りゅう君の隣じゃなかった〜泣[
「隣だれなのー?」
女子の嫉妬の声が聞こえる…
りゅうと目があった時、
わ・た・し って伝えた。
席変えると、りゅうも私も嬉しくてたまらなかった。
山内「今年の運、全部使ったかも…」
ホームルームが終わると、
「りゅう君いるー?」
外には女子の集団が。
真ん中には顔を赤くした女の子。
みゆ「あれ、告白だよね…」
山内「えっ」
りゅうはスタスタそっちな歩いて行って、一緒にどっか行っちゃった。
私の中で、何かおかしな気持ちが生まれた。