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永遠に永遠に。

第4章 日常


私達は初めてのデートの後、大きなトラブルもなく幸せな日を過ごしていた。


りゅうが部活休みの日は、家まで送ってもらってスーパーまで着いて来てくれたこともある。


りゅう「荷物持つよー」


山内「ありがと…。」


りゅう「手つなげるしね。」


スーパーから家まで、手をつないで帰った。

玄関で触れるだけのキスをしてくれた。













今日は、りゅうは部活あるから帰ろう…と思った時


山内「雨か…」



外にはかなりの量の雨が降っていた。


りゅう「ねぇ、みゆには許してもらったし一緒に帰らない?」


山内「うん!」


最近、りゅうに近づけたりすると凄く嬉しい。




お互い準備万端なので、相合い傘とかはなし。



りゅう「何か風吹いてきたね。」



確かに、台風までは行かないけど、たまにヒュンっと鋭い風が通る。


私が気を抜いた時、


山内「あっ!」


私の使い古した折りたたみ傘が折れて、ひっくり返ってしまった。


一瞬の間にも髪の毛は濡れて行く。




りゅう「これ、使って。」


りゅうは私に傘を差し出してびしょ濡れになる。


山内「ごめん…りゅうも入ってよ」


りゅう「そだね。………っ」


りゅうはカバンの中をゴソゴソしてバスケ用のタオルを出した。





りゅう「髪の毛拭いて、前隠して」


私の服を見ると、下着が透けている。



山内「わっっ!ご、ごめん!」




りゅうと山内の顔は赤くなっていく。

何とか山内の家に着く。



山内「ご迷惑おかけしました…」


タオルを渡し、代わりに腕でおさえる。


りゅう「風邪、ひかないようにね」


山内「りゅうも結構ぬれてるけどね笑」



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