第2章 試練を乗り越えろ!
亜[そうだ鳴海!!!私はお前に聞きたいことがあったのだ!!]
鳴[うん·······何??]
亜[恋って何だ?]
鳴[えっ?恋??]
亜[うむ、翼や美咲に聞いても教えてくれなかったのだ]
鳴[そうなんだ·····でも何で急にそんなこと聞くの?]
亜[いや···どうやら今の私は恋をしているみたいなのだ]
亜[だが恋をしていると言う意味がわからなくて困っている···]
鳴[アルちゃん····好きな人がいるの?]
鳴海がビックリした顔をしてそう言った
亜[好きな人??それならたくさんいるぞ!蜜柑や蛍や····]
鳴[そうじゃなくて·····あのねアルちゃん···]
鳴[恋っていうのは誰か一人の人のことを好きになるっていうことで····]
亜[ふむふむ]
鳴海が真剣に話しているものだから私も真剣にその話を聞くことにした
鳴[うーん、なんて言えばいいのかなー]
鳴[····あっ、その人のことがスゴく気になる~とかずっと側に一緒にいたいとか、そういう感情が恋のはじまりなのかもね(ハート)]
亜[なるほどねー]
鳴[あと近くにいるだけでドキドキしたり、顔が熱くなったりもすると思うよ(ハート)]
亜[え]
私はそれを聞いて固まってしまった
鳴[いくつかアルちゃんの感情にあてはまりましたか?]クスクス
いくつかどころか全部あてはまっている!!!
亜[あ····ああそうだな]
鳴[それじゃあアルちゃんには今好きな人がいるっていうことだね]
亜[そういうことになるんだな···]
鳴[·······誰が好きなの?]
亜[そんなこと言えるか!!!]
鳴[えーーーけち~]
亜[うるさい!!!]
お前のことが好きですなんて絶対に言えない!!!
鳴[アルちゃん??]
亜[······もう寝る]
鳴[····うん、お休み]
いつか····いつかちゃんと鳴海に好きだって言おう
今はまだ自分の気持ちを伝えるべきではないと思うから···
言わないだけだ