第2章 試練を乗り越えろ!
一時間後
ガチャ···
あっやっと鳴海帰って来たな
鳴[だ···誰かいるの?]
玄関の所に動かないまま震えた声でそう聞いてきた
これってもしかして怖がってる?
·······グフフ
鳴海が怖がってるところなんか滅多に見ないから少しテンションが上がった
よ~~~しもっと怖がらせてやろう
そして私はついていた明かりを消した
鳴[!?消えた??]
おー驚いてる驚いてる
鳴[ね····ねえ···誰かいるんでしょ?]
う~ん···怖がってはいるんだろうが顔が見えない
それに明かりを消したせいで鳴海が今何処にいるのかも分からん
······どうしよう(焦)
鳴[黙ってないで出てきてくれないかなー]
しょうがない···そろそろ明かりをつけてやるか
えーっと明かりは~
カチっ
亜[え"]
明かりが勝手についてしまった
どうやら鳴海がつけてしまったらしい
私は驚いたせいかつまずいてしまい···
亜·鳴[わーーーーー]
鳴海を押し倒してしまった
·····マズイ····とてつもなくマズイ
鳴海に怒られる!!!
私はそう思ってずっと目を瞑っていた
だが鳴海は何も言わない
それを不思議に思い恐る恐る目を開けてみると、鳴海が今にも泣きそうな顔をしていた
亜[っ!?]
亜[な····鳴海!?どうしたのだ!!何故そんな顔をしている!?]
鳴[·········っ\\\]
亜[もしかして転んだ衝撃でどこかぶつけたのか!?]
鳴[····違う]
亜[じゃあ····]
鳴[アルちゃん····]
亜[何だ?]
鳴[とりあえず······どいて]
亜[あ·······悪い\\\]
私は慌てて鳴海から離れる
················
亜[えっと·······鳴海?]
亜[大丈夫か?]
鳴[·········。]
鳴海が座ってうつむいたまま何も話してくれない!!!
この状況どうしたらいいのだ!!!!