第2章 試練を乗り越えろ!
············それにしても···鳴海があんな顔するとは思ってもいなかった
レアな物を見た気分だ
······もしかして鳴海って思っていたよりも怖がっていたのか?
お化けとか苦手なタイプ??
···少し聞いてみるか
亜[鳴海·····そんなに怖かったか?]
鳴[······っ\\\\]
亜[顔が赤くなってるぞ]
亜[それは図星か?]
鳴[ち···違う!!\\\]
亜[本当か?]
鳴[うん···ちょっとびっくりしただけ]
亜[そうか···それは悪かったな]
鳴海の顔がずっと赤い
なんか·····ちょっと可愛いかも\\\
鳴[アルちゃんさ···いつからここにいたの?]
亜[ん?一時間前だぞ]
鳴[鍵かけたはずなんだけど···]
亜[あー鍵なら壊して入った]
鳴[なっ壊した!?]
亜[うむ]
鳴[はー]
亜[····まずかったか??]
鳴[まずいに決まってるじゃん何勝手に人の家の鍵壊してんの]
亜[····悪い]
鳴[·····もういいよ]
うー鳴海が怖い···さっきまでの可愛い顔が消えてしまっている
鳴[それで?]
亜[え!?]
鳴[僕の家に来てるってことは何か用があったんじゃないの?]
亜[あっそうだったそうだった]
亜[鳴海····私は腹が減ったぞ]
鳴[は?]
亜[まだ晩御飯を食べていなかったのだ]
鳴[そうなんだ···そういえばアルちゃん何処に行ってたの?]
亜[自分の部屋で寝てしまっていたぞ]
鳴[それで何処探してもいなかったのか···]
亜[探していたのか?]
鳴[うん···アルちゃんが心配で]
亜[そ···そうか\\\]
鳴[でも一番心配してたのは神野先生だよ]
亜[アイツが!?]
鳴[亜流架は感情が高まるとすぐに泣いてしまうからって]クスクス
亜[泣くかバカ!!!]
亜[大体神野がそんなこと言うわけ無いだろう、もっとましな嘘をつけよ]
鳴[嘘じゃないんだけどなー]
亜[信じない!!!]
亜[それより鳴海!腹が減った]
鳴[それじゃあ何か作ってあげようか?]
亜[お前料理出来るのか!?]
鳴[簡単なものなら作れるよ(ハート)]
亜[なら食べる!!!]
鳴[分かった····しばらくそこで待っててね]
そう言って鳴海はキッチンの方に歩いて行った