第2章 試練を乗り越えろ!
キーーーーーッ
よし着いた!!
コンコン
亜[失礼するぞ]
一応礼儀正しく中に入ってみたが、鳴海·岬·神野の3人で何か話していた。
一体何の話をしているのだろうか···
岬[今回の佐倉蜜柑への星なし評価、いくら何でもちょっと厳しすぎる判断では···神野先生]
蜜柑が星なし!?
神[····そうは思いませんがな岬先生](怒)
鳴[ゴミ箱かぶちゃったしねえ····]
岬[彼女のアリスは評価されるべき珍しいアリスですし、もう少し生徒の観察をしてからでも判断は遅くは···]
神[悪い芽は早めに摘むに限る]
神[この学園にとってアリスを執拗に狙う外敵と同じく、やっかいものは内部からでるアリスの反逆者だ]
神[近年我々がその存在に悩まれてる事は皆さんも重々承知であろう?]
鳴[··········ええ]
神[反抗的な態度といい、しかも無効化のアリスなど····悪例を思い出させる縁起の悪いアリスだ]
何だよそれ·····
亜[······黙って聞いてれば蜜柑の事を言いたい放題言いやがって]
鳴·岬·神[!?]
鳴[アルちゃん!?]
神[お前が何故ここにいる!?]
亜[私の事なんかどうでもいい!]
亜[それより蜜柑だ!!何故神野はそんなに蜜柑の事を悪く言う!?]
岬[亜流架少し落ち着け](焦)
亜[落ち着いてられるか!!!!]
グイッ
私は神野の胸ぐらを掴んだ
亜[お前達の過去に何があったのかは知らないが·······二度と蜜柑を悪く言うな!!!]
鳴[·····アルちゃん···それ以上はもう止めなさい]
亜[···っ]
す······
胸ぐらを掴んでいた手を離す
亜[·········帰る]
私は今にも出てきそうな涙を堪えて教員部屋を出た。