第1章 無効化の女の子
なに···?こいつ···
今私の心を読んだ???
でも鳴海のアリスはフェロモンのアリスで読心術のアリスは持ってないはずだよな?
あれ???
何で?何で心読まれたんだ??
鳴[んふ~(ハート)何で心読まれたのー?っていう顔をしているね]
亜[·····っ\\\]
鳴[クスクス 僕ね、アルちゃんの考えてること少しだけ分かるんだ(ハート)]
亜[な···何で??]
鳴[んーなんとなく?]
亜[なんとなくってお前なあ!!](怒)
鳴[まあまあ、そんなに怒らないでよ]
ムスッ
私は鳴海の理由に納得いかず少し頬を膨らました。
鳴[さて、今顔を膨らましている亜流架さんに問題です!!]
亜[は?]
鳴[一問だけだからちゃんと答えて下さいね(ハート)]
いきなり何だよこいつ···
鳴[問題!!]
鳴[僕が教師なりたてだったとき、5歳だった君は僕に向かって何かを言いました!さてそれは何と言ったでしょうか!]
亜[5歳!?だいぶ昔の話じゃないか!!]
鳴[うん、そだよー(ハート)]
鳴[アルちゃんは覚えているのかな~?]
亜[う"]
······覚えてね~~~~~!!!
亜[えっと···えーっと···うーん]
鳴[あっ制限時間は10秒ね(ハート)]
亜[短っ!!!]
亜[いくら何でも10秒は短すぎるだろ!!]
鳴[はいもー数えるよ~]
亜[おい!!]
鳴[い~ち、に~い、さ~ん]
亜[ちょっちょっと待てってばー!!!]
鳴[ろ~く、な~な]
亜[うわー!!えっと、えっと答えは~···]
ダメだ!全然覚えてない!!
鳴[じゅ~う!はーい時間切れ~]
亜[~~~~~~っ]
亜[大体そんな昔のこと私が覚えてる訳無いだろー!!!]
鳴[はは、それは残念(ハート)]
亜[で?答えは何だよ]
鳴[うん、正解わねー···]