【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!
第16章 下駄箱のおまじない
「捨てます。」
黒子君は白い大きなゴミ袋を通学鞄から取り出し、広げると、そこに紙を放り投げる。
え、いつもそれ持ち歩いてるの。掃除好き…?
「違います。」
ああ、そうですか。
そんな睨まないで。
「今日、おは朝占いを見たんです。」
「ああ……」
犯人はあの眼鏡か。
こんな手の込んだもの、どうやって用意したの…………。
まあ、大体予想はつくけど。
隣の…高尾君かな。一緒に書いてあげたんだろうなあ。
可哀想に。こんな頑張ったのに、黒子君全部袋に放り投げて、焼却炉行きかな。私の悪口ばかり書いた報いを受けろ。