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【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!

第11章 ライバル?




「黒子っち〜!おまたせー!」

黄瀬君が手を振って此方へ駆けてくる。
結局、押し切られる形で約束を(無理やり)されてしまい、監督の許可を取って、校門前で彼を待つ事にした。
籠橋さんは、自分も行こうかと言ってくれたのだが、何か悪い予感がして断ったのだった。

「ああ、黄瀬君」
別に君の事待ってないですけどね。
寧ろ来ない方が良かったです。

「あれっ、あの子いないんだー?」
黄瀬君はキョロキョロと周りを見渡し、残念そうに肩を落とした。

「で、どうしたんですか?」
僕は澄まし顔でそう言うと、彼は口を尖らせ
「じゃあ大丈夫っス、また出直すね。」
と言った。
何なんだ、一体。

僕ははやく帰れと念じながら「そうですか。」と言って後ろを振り返る、と。




「あ。」



僕を追いかけて来たのか、彼女と目が合ってしまった。








どうして来てしまったんだ。
今からでも、走って戻れば、気付かれずに………






「あーーーー!籠橋さん!
探してたんスよぉ!」








ああ、ダメだ。
気付かれてしまった。
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