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【東京喰種】chouchou

第2章 安住の地を求めて




誰かが唸っている様な声が聞こえる。

まるで何かに怯え、必死に耐えているようだ。

「どうしたの、苦しいの?」

呼びかけても返事は無い。

周りは暗闇。

声を頼りに歩くうちに、目が慣れてきた。


誰かが、しゃがみ込んで、泣いている。

背丈は私と同じくらいで………


いや…………まるで私と似ている。


私は、彼女の肩に触れてみる。



“ぬちゃり”と音がした。









彼女は、




血だらけだった。


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