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文芸部×チア部

第9章 謝って!


「ねぇ…あまりにもひどいよ…。許して…耐えられないよ!」

「だから許してあげるって言ってるじゃん。6時まで耐えられたらね。
あ、ちゃんと今日も家まで送ってね。今日は手繋ぐのもなしね」

「そんなぁ…」

私は紘夢の部屋で盗聴器の件の罰を与えてる。

今回の罰は
「休日の昼1時から夕方6時まで紘夢の部屋で過ごすけど、私に指一本触れないで」
の刑。

私は彼のベッドでゴロゴロする。

「ねぇ…ナコだって、そんな場所にいたら変な気持ちになってこない? 罰はいったん中止にして…僕と楽しいことしてもいいんじゃないかな…」

彼が甘えた声で言う。

「ふふっ…。わたしはこれが楽しいの」

私は彼の顔を見てにっこり笑う。

彼は指をくわえて私を見てる。

別にいつもエッチなことばかりしてるわけじゃないけど、絶対しちゃダメって言われるとしたくなるよね。

わたし今日、わざとミニスカと肩がちょっとチラチラ見えるニット着てきたんだ。

たのしい。

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