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文芸部×チア部

第8章 君と僕との物語(R18)


お酒を混ぜたジュースを飲ませて私が倒れちゃった件で、逢坂くんは罪悪感を感じたみたい。

おわびのしるしにってテーマパークに連れてってくれた。

結構高い入場料なんだけど、彼が出してくれた。

一日、外で遊びまくって超楽しかったぁ。

乗り物乗ったり、行列並んだり、食べ歩きしたり、買い物したり…。

たまにはこういうアクティブなデートもいいね。

でも遊び疲れて帰りの電車はヘトヘトだったぁ。

「高校出たら泊まりで連れてきてあげる」

って逢坂くんは言った。

うふ、楽しみ。

……

お昼休み、ユキたちとお弁当食べてるとき。

「男バスの子にカラオケ誘われたけど行ける? ナコ」

ユキに尋ねられる。

「うーん…。彼氏が心配するからやめとく」

私は答える。

「そっかぁ。マユは?」

ユキがマユに尋ねる。

「んっ、行くよ?」

マユがもぐもぐしながら答える。

「私も行くよ? 行っていい? 桜沢くん来る?」

リカが口を挟む。

「大丈夫。リカは最初から数に入ってるよ。桜沢くんは来るかどうかわかんないけど」

「え〜呼んでよぉ」

「2年の子に誘われたからどうかなぁ」

ユキとリカがわいわいしゃべる。

「マユの彼氏はヤキモチやかないの?」

私はマユに聞いてみる。

「うーん、多少はやくけど…基本、信用されてるし? ふふっ」

マユが自慢げに笑う。

「いいなぁ…」

私は思わずつぶやく。

「ナコ、あの後どうなの? まだしてないの?」

「うん。結局してないよ。いろいろあってね…」

…!

ふと気づくとユキとリカが私をじっと見てる。

「してないって…エッチ? まだしてなかったの?」

「いろいろって何? 聞きたい!」

質問攻めにあう…。

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