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文芸部×チア部

第3章 本当の彼、本当の私(R18)


「はぁ…あん…あん…」

たぶん…わたしの脳みそどっか溶けてきた…。

すごい…すごい気持ちいい…。

彼が指でクイッと私のアゴを持ち上げる。

「はぁ…。ナコちゃんの…こんな表情初めて見た…。気持ちいい顔なの…? はぁはぁ…」

彼が少し興奮気味につぶやく。

どんな顔してるの? わたし…。

たぶん気持ちよくて…なんか腰がじわじわ動いてくる…。

彼の指が再び私の割れ目を探る。

あ…これって…。

濡れてる割れ目の上を、彼の指がスッとすべる。

「濡れてる…。気持ちいいんだね」

こんなふうになるんだ…。私の身体…。

こんなふうに濡れるから…ここにいれられるんだ…。

……。

いやだ…。

こんなよくわかんない状態で…。

初体験は大好きな人と…

愛しあってる人とするって…

昨日まで、今日の朝まで、

この部屋に入るまでそう思ってたのに…。

彼の指が割れ目の中にスッと入る。

「あっ…」

私の目に涙がにじんでくる。

気持ちいいから? 嫌だから?

よくわかんない…。

「痛くない?」

彼が優しく尋ねる。

「あ…あの…」

うまく声が出ない。

「うん?」

彼が優しく微笑む。

「いや…」

私はなんとか言葉を発する。

「え?」

「やだ…」

「そっかぁ…」

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