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変な転校生のせいで私の人生崩壊した件について

第1章 転校生


転校生が入ってきた
その瞬間、教室内がどよめく
私も、少し驚いた


なんといっても、男なのにすごくきれいだった
さらさらしているのが目でみても分かる黒髪
そして宝石を埋め込んだかのようなスカイブルーの瞳
容姿が日本人ばなれしている


「佐賀の「佐」に、渡り鳥の「渡る」ゆう字に、宝石の「琥珀」で、佐渡琥珀♪みんな仲良おしてな?」
容姿に合わないなんとも間延びした関西弁を使っている
「あ!あとなあ目の色だけイギリス人の父親ゆずりやねん」


私が疑問に思っていたことを質問しなくても答えてくれた
「はい、じゃあ皆仲良くしてやってくれ、・・・で席は」
「俺、あのメガネの子の横がええな」


メガネ・・・?ああ、長谷川さんのことか
あの子、私と違って花粉症でメガネかけてるだけで普段はかわいいし、クラスからも人気だもんなあ・・・


しかし、長谷川さんは嬉しそうではない
むしろ、私の方を見て驚愕していた
なんで・・・あれ?


彼の方を見ると指をさしているのは・・・
「私!?」
「うんうん、君のことゆうてんねん」


彼は満足そうに頷く
「君、なんてゆう名前なん?」
「・・・麻宮、美琴」
「みことちゃんかあ、じゃあみーちゃんて呼んでええ?」


な、なれなれしすぎだろこいつ!!
なんだ、みーちゃんて!?呼ばれたことないし!!
「かっ、勝手にして・・・」
「分かったあ、じゃあよろしゅうな?みーちゃん♪」
・・・変な奴に気に入られてしまった


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