第1章 転校生
毎日、同じことばかりしている気がする
学校行って、家に帰って、また学校行って・・・
「つまんないの」
「はあ?」
目の前には香水くさい女と変な髪形をした男がいる
忘れてた・・・今、面倒くさい状況なんだった
「何がつまんないの?せっかくアタシらが遊んであげてんのにさあ」
女が手にしていたペットボトルの中身をバシャッとぶちまけられる
「・・・・・」
「何、その反抗的な目?」
それにしてもくっさいな、こいつら
「アタシはさあ、ジュース2本買ってこいっつったよな?何でお茶買ってきてしかも1本なんだよ」
私はそもそもこいつらの言葉を聞いてもいなかったし、自分の分のお茶を買ってきたら勝手に取り上げられただけだ
「奴隷の分際でえらそうなコトしてんじゃねえよ」
誰が、いつ、テメエらの奴隷になったんだよ
このクソビッチが
「何黙りこんでんだ?なんか言ったらー、」
「おーい、席につけ、号令すんぞー」
タイミングよく、担任の涼風がはいってきた
「チッ、テメエあとで覚えとけよ」
よくあるような捨て台詞を吐いて自分の席に女と男は戻っていった
ダサ・・・・・
「今日は転校生を紹介するぞー、入ってこい」
こんな時期に転校生?今10月だよ?
私は少し不思議に思った