第7章 戦利品の輝きは
俺を映してほしいその眼は、俺ではない景色を捉えて離そうとしていない。
「…俺を、見てくれよ」
そう言ってもは見てくれない。
「…いっそ、潰せばいいじゃない」
は絶望でもしたのだろうか、だが、そうではないだろ、俺がここにいるんだ。
「もう嫌、何もない心がこんなにも痛いなんて知らなかった」
「死にてぇのか」
「よくわかったわね」
もう…楽にしてやったらは幸せなんだろうか、そして俺も一緒に幸せになれるか?
なぁ、どうなんだよ、そう聞いても返答なんて来やしねぇ。
「生き地獄よ、こんなの。」
そうでしょう?とはまた、綺麗に笑う。
この笑顔を見るためにおれは今まで生きていたのかもしれねぇな。
殺した友にも見せたかった、こんなに月に照らされる女神の笑顔は吐かないんだって、教えてやりたかったな。
「…じゃあ、の望みをかなえてやる」
「あら、何をかなえてくれるのかしらね」
「……死が欲しいなら、くれてやる」
はただ微笑んでありがとう、と言った。
俺は離れたくない、まだコイツを腕に抱いていたい死んで欲しくない。そう思った。
だが、ここでの笑顔を焼き付けておくにはこうするしかなかった。笑ったまま殺せば、表情は固まるだろ、それを、永遠と、残せる、だろ?
「だが、約束しろ」
「なにを」
「…来世、俺の目の前に現れ、愛を誓ってくれ」
「……考えといてあげるわ」
願わくば、毛利ではなく俺に。俺に愛を誓ってくれ。
今はこれだけで満足だ。こう言ってくれるだけで満足だ。大好きだ。愛してる。
「好きだぜ」
「そう」
愛してる、好きだ、
、好きだ。一番好きだ。誰よりも愛してる、
心の底から愛してる。愛してる。好きだ、
大好きだ、、
笑ってくれて、ありがとな
愛してる。