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戦利品は己の手で

第4章 戦利品は束縛されている



「いやあああああああああああああっ!!!!!!」

鶴の字を潰したと言えば、は泣き叫んだ。声が出尽くしてしまうんじゃないかと思うくらい、城中に響き渡る声。
俺は思った、ここに来て、泣き叫んだことはなかった。そうか、縛りついていた心がに戻ってきたんだ、と。

「泣くほどうれしいか?待ってろ、このままアンタの散らばった心をここに戻してやる。」

「嫌ッ、やめて、やめてよ…!鶴姫さんっ、や、やだァァァァァッ!!」

「…次は何処だ?なぁ、何処に縛り付けられてるんだ?」

と何処の国が交流があったかなんて調べればすぐにわかるんだ。まぁさっさと行ってもらった方が無駄に忍びを使わなくても済むんだがな。




数日後、が泣き叫ぶのを止めた頃、訪問者がきた。
ソイツは俺の親友、徳川家康だった。

「元親、四国統一おめでとう…と、言いたいところだが、巫殿は何かしたのか?」

「よう…鶴の字は、アイツは俺の大切な奴の心を持ってたんだ」

「大切な…?」

「っていうんだが」

そういうと家康の顔は強張った。どうやらの事を知ってるようだ。

「なんだ、家康知ってんのか?」

「あ、あぁ、確かアイツは毛利元就の…」

「今は俺の側室だぜ」

家康の言葉をさえぎってそう言えば驚いた顔をしやがった。
家康、アンタはの何を持ってる…?





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