第19章 バスケ部創部
相田
「ホラ全員集中!!これから試合よ!!わかってんの!?」
日向
「あ…!!ああ、ワリィ」
先程帝光とすれ違ったことによって試合間近なのに身が入ってない6人を見た相田は怒った
そのことにようやく身が入った彼らはしっかり、相田の話に耳を傾け始めた
相田
「っもう…!今日の相手は霧崎第一、できたばかりで時間のないウチは練習時間をほとんどオフェンスに使ってラン&ガンスタイルでここまで来たわ
けど今まで通りのラン&ガンじゃまず勝てない。それほどの相手よ!!
まずは最初からしかけてこっちのペースにもちこむ!わかった!?」
「「オウ!!」」
木吉
「それなんだが…あのさ、この試合…試したいことがあるんだ。ぶっつけ本番になっちまうけどな」
相田
「!?」
木吉
「なーコガ、ま、楽しんでこーぜ!」
珍しく本気で話す木吉に相田は戸惑っていた
話がわかってないコガに話しかけた木吉は、いつも通り楽しんでこーぜ!と言ってコートへ出ていった
その試合で木吉はCの位置でPGのような動きをしていた
さらに彼は大きな手を使って空いての動きを見てからパターンを変えてくるという。かなりすごいことをしていた
伊月
「(すごい…木吉にこんな視野とパスセンスがあったなんて…!!しかも…)」
「おおお!これで3P4本連続!?すげぇ…!!
なんであんな奴が今まで無名だったんだ!?」
小金井
「よっしゃー!!」
日向
「!」
その後、第4Q残り1分まで進んだ所で相手の霧崎第一の方でメンバーチェンジの動きがあった
花宮
「交代よろしく」
「あ、はい」
花宮
「なんだかなぁ…これもう負けじゃん…だから早く出せっつったのに…」