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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第19章 バスケ部創部






相田
「ただいまー」


景虎(相田父)
「おーう、今日は早いな」



日向と別れた相田は自身の家である相田スポーツジムへ帰ってきた。そこでは相田の父が男性のトレーニングを手伝っているようだった

そんなジムの様子を見た相田は今日木吉に言われた"バスケ部に入ってくれないか?"という言葉を浮かばせながら、中学時代の日向との出来事を思い出していた



相田
《またやってんのー?よくやるわね》


日向
《体力だよ体力!もっと走れるようにならなきゃダメなんだ》



相田には居ないはずの日向がエアロバイクを漕いでいる姿が見え、彼女はポツリ、バーカ。と呟いた

そんな彼女の声が聞こえたのか、日向は木吉に何か言ったか?と問いかけた。もちろん答えは言ってない。だったが



日向
「それよりどこ行くんだよ!帰り道から外れてんじゃねーか!
言っとくけどバスケはやんねーからな!」


木吉
「わかってる。だからもう言わないよ」


日向
「…え?」


木吉
「着いたぜ。ただし…1対1で俺に勝ったらな」


日向
「…な、なんだそりゃ!?話聞けっつんだよ!
そもそもお前照栄中で全国ベスト4の木吉だろ!勝てるわけねぇだろ!」


木吉
「…わかってる、だから1本でもとれれば日向の勝ちでいい。それともスマン、ハンデが足りないか?」


日向
「うっせーよ、「鉄心」だがなんだが知らねーが調子乗りやがって
ナメンな!1本なんてすぐにとってやる!」



木吉が連れてきたのはストバスのコートで、彼はゴールの近くに荷物を置き、制服の上を脱いでYシャツを腕捲りし、日向へと挑発した
彼にもプライドというものがあるのか、ハンデという言葉に歯軋りしてから学ランを脱ぎ捨てた

その頃伊月達はバスケ部勧誘のチラシを作成しており、相田は自分の机に突っ伏し寂しげな目をしていた
もちろんそんな彼らとは違い、1対1をしている2人の戦績がは3対0となった

勝っているのはもちろん、木吉の方だった
そして日向がシュートを決めようとフォームを構え跳んだときまた木吉が止め、悔しかったのか、彼は歯軋りをしていた









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