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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第19章 バスケ部創部





日向
「このっ、くそがっ」


《KO!!》


日向
「あーくそが!!1面もクリアできねーよ!!」


相田
「こんな所で何してんのよ?」


日向
「あー!?……リコ…」


相田
「プー!!ダッ…やっぱその髪型ダッサ!!」


日向
「ぅおい!!!」



放課後、先程の通りサボる決意をできなかった日向はゲームセンターできなかった格闘ゲームをやっていた
ところが彼はゲーム苦手なのか、はたまたそのゲームが難しいのか1面ですらクリアできなかった
そんな彼のもとへとバスケ部に勧誘された相田がやってきて、彼は目を見開いた

だが相田は振り返った日向を見た瞬間に今までとのギャップか…金髪の似合わない姿に思わず笑ってしまった
日向がそんな彼女を怒ったのは言うまでもないだろう

そんな2人は一緒に帰ることになったのか、帰路の歩道を並んで歩いていた



相田
「昼休みに伊月くん達が来てね…あと変な大男、なんかバスケ部創るんだって?」


日向
「あーらしいな」


相田
「それに比べてアンタはヒマそーねー」


日向
「バッ…毎日やりたいことだらけだよ!
ゲームやったりマンガ読んだり…」


相田
「他には?」


日向
「あと最近戦国武将がアツい!ちなみにイチオシは伊達政宗!」


相田
「いいけどそれそーゆー髪型の人がいきつく趣味なの?」




戦国武将がアツい!という日向の手には先ほどのゲームセンターに行く途中に買った伊達政宗のフィギアが握られていた

そんな彼を見た相田は見た目とのギャップからなのか、冷めた目をしながら彼のことを見ていた
恐らく相田が言うそーゆー髪型とは、金髪長髪のことだろう



相田
「ムリしてるようにしか見えないわよ」


日向
「あ?」


相田
「やりたいことだらけなんじゃなくて、何していいかわからないだけでしょーが」



そう言って彼女は先を歩いて行ってしまった

日向はその言葉に何を感じたのか、その場に立ち止まりめを見開いて彼女の背中を見つめていた










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