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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第17章 それも運命







名前
『テツヤ!』


黒子
「あ、名字さん…どこ行ってたんですか?」


名前
『客席』


黒子
「移動してませんよね、それ」


名前
『て言うか…キセキの世代が半分集合?
さつき倒れてるし…ま、いいか』


黄瀬
「名字っちぃぃぃぃぃ!」


名前
『こっち来んな、涼太ハウス』



抱き締めようと走り近寄ってくる黄瀬を避けると名前の後ろにいた高尾にぶつかりそうになった

だがさすがバスケ部というべきなのか、高尾は見事に避けて黄瀬は見事に転んだ



名前
『今日はお疲れ様、緑間』


緑間
「…ああ、お前はベンチに居なかったな」


黄瀬
「俺と桃っち一緒に見てたッス!」


緑間
「黄瀬と桃井と…知り合いなのか?」


名前
『え、ま、まあ…』


黄瀬
「知り合いも何も、名字っちは帝光出身ッスよー」



そう言えば高尾もそんなことほざいていたな。と考えていると、目の前にいる名前が帝光出身だと黄瀬に教えられた瞬間に、彼のとある持ち物が反応した



緑間
「…む、」



彼はふと気づくと黄瀬が桐皇と戦った後に居たような白い空間に1人で立っていた

目の前には歴代ラッキーアイテムが棚に収められており、こう見るとすごい量だ…と溜め息を吐いてふと視線を向けるとそれに気がつき、オレンジ色に光るそれに手を伸ばした



緑間
「名前名字…か」


確かに聞いたことはある気がするが、誰だったか。そんなことを考えつつも大量のラッキーアイテムに混じるオレンジ色に光るそれに緑間が手を触れた瞬間に、彼の記憶が瞬間的に思い出された

彼は目を見開いてからゆっくりと閉じて、口元にうっすらと笑みを浮かべた



緑間
「ああ…お前だったか」



上を向いた彼の目尻からは水が溢れており、そのまま頬を伝った

同様に白い空間は綺麗なオレンジの空間へと変わり、ハンカチの光も消えた










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