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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第15章 予選から






その後、第4Qまでゲームは進んだ

もちろんリードしているのは誠凛であり、その点差は38点差だった



日向
「リバンッ」


鳴海
「ぐっ…
(まずいっ、OFリバウンド…)」


日向
「ナイスリバン!!」


伊月
「攻め直すぞ!!」



そのリバウンドはもちろん木吉がとり、立て直すのかと思いきやピタリととまり振り返った

そして彼は不意を突かれた鳴海を置いてシュートを決めた



「決めたぁ!!どうなってんだコレ!?
とても東京都3位と6位の試合じやまねぇ!!」


津布久
「ぐっ…」


「メチャクチャ…強い!!誠凛!!」


今吉
「一気に開いたのう」


桜井
「強い…」


今吉
「やっぱ木吉の加入はとてつもなくでかいわ。単純な攻撃力アップだけやなく、安定感がちゃう
特に…」


鳴海
「うおっっ」


ベンチ
「うおおまたとった!!ナイスリバン!!」


今吉
「リバウンド、誠凛のゴール付近はもはや弱点どころか脅威や。強いCがおればリバウンドがとれる。リバウンドがとれれば思いきってシュートが撃てる
結果…よく入る」


「すげぇアイツ今ので何本連続だ!?
落ちる気配が全然ねえ」


桜井
「(リズムがまったく乱れない…相当信頼してるんだな。あのCのこと)」


木吉
「よく入るな今日は!」


日向
「いつもだダアホ!」



多く決めているのが気になるのか桜井は日向少々対抗心が燃えているようだった

一方、執拗なダブルチームでここまでいいトコがまったくない火神のフラストレーションは極限に達していた



伊月
「火神!オイ!」


日向
「だめだこのバカ…もうなんも耳に入ってねぇ」


木吉
「まあ…ある程度なら血の気の多さはいいコトなんだけどな」


相田
「多すぎだっつの…!」


黒子
「・・・…」


彼は溜め息を吐きリストバンドを親指に引っかけ、引っ張ってからべんっと飛ばした

それは火神を狙いに定めていたため、綺麗に頬へと当たった










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