第15章 予選から
審判
「それではこれよりWC都予選ベスト4決定戦第4試合、誠凛高校対丞成高校の試合を始めます。礼!!」
選手
「「よろしくお願いします!!」」
そうして気合いが入った挨拶で始まった。かと思いきや、丞成の鳴海がウエート向いて涙を流していた
それに誠凛選手達は驚いて動揺したのか目を見開いていた
川瀬
「オイ!どうした鳴海っ!?」
鳴海
「ひどいっす主将…なんですかアレ…」
川瀬
「は!?」
鳴海
「女…相手のっカントク、女って言ったのに…もっとこうボインっつーか…テンションあがんねーっつーか…色気ゼロじゃん!!
俺のトキメキを返せぇー!!」
誠凛
「ひぃっ」
鳴海の言葉に嫌な汗をかいている誠凛のベンチでは小金井達がそー…と相田の方を見るとニコッ…と彼女は笑っていた
そして親指を上に向けるように右手を握り、その手を首の前で左から右へ移動させて、親指が下に向くようにとクルリと引っくり返して殺気を放った
ちなみに意味は"ぶち殺せっ ♡"らしくそれを誠凛の選手はしっかりと受け取ったらしく、ビビりつつも「かしこまりました!!」と言っていた
日向
「全員いいな。負けられねぇ理由が1つ追加だ
負けたら俺達がブチ殺されマス…」
伊月・木吉・火神
「お…おおう」
負けられない理由が1つ増えてしまった誠凛は冷や汗をかきながらもジャンプボールのために準備にとりかかった
そしてその時、外ではとある2人組が試合を見に歩いてきていた