第10章 わたしは…ここにいる!
「えー、クザン行っちゃうの?」
「あらららー、別れ惜しい感じ?
いやぁ、嬉しいねぇ」
「おい氷野郎…触れようとしたら蹴り殺すぞ。」
サンジの背景に炎が見えた。
「へいへい。じゃ、乗せてもらってありがとよ
麦わら」
「あぁいいぞ!」
口を大きく開けて笑うルフィを見てクザンはふっと笑う。
「さて、そろそろ行こうかねー。
シズナ、よかったなー。」
「うん!!ありがとクザン!」
またふっと笑って、私の後ろを見るクザン。
その先にはロビンがいた。
「青雉……」
「そんな顔しないでよー
あんたにはそんな顔似合わねぇよ」
じゃあな。とどこから出したのか、
自転車に乗り、海を凍らせた。
もう一度私たちを振り返り、
そして手をあげ振った。
クザン…ありがとう。